コラーゲンを知る

コラーゲンを補って老化STOP!コラーゲンの意外な効果

肌を気にする女性

コラーゲンを飲んだり食べたりする目的は肌のほうれい線や皮膚のたるみの改善を目指すためという女性が圧倒的に多いでしょう。実際に販売されているコラーゲンドリンクやゼリーのパッケージは、圧倒的に女性好みのデザインになっています。

コラーゲンは目や関節、骨の主成分になっているため、お肌に良いだけではありませんし人間の体で最も多い固形成分でもあります。そのため女性のだけでなく、男性もコラーゲンに興味を持たずにはいられないのではないでしょうか。

老化って具体的にいうとどういうこと?

人間に起きる様々な老化

老化は単に見た目が老けるだけではありません。体の中の老化は見た目の老化よりも深刻です。

例えば目の老化の代表と言える老眼は、目の老化のもっともベーシックなものです。関節が老化すると五十肩や関節痛がおき、骨が老化すると骨粗鬆症という状態になります。さらには脳の老化によって認知症を発症するケースもあります。

このような老化現象は進行すると生活に支障が出てくるようになりますので、できるだけ早く食い止めていくことが大切です。

コラーゲンと老化の因果関係

例えば肌の老化とコラーゲンはどういう関係があるのでしょうか?肌の老化はその奥にある真皮に存在するコラーゲン量が少なくなることで起きます。

真皮のコラーゲンが減少したり劣化したりすると、真皮にシワや凸凹ができます。この真皮のシワや凸凹が肌の表面に影響して表皮のしわやたるみになります。さらに真皮のコラーゲンが劣化して変色すると、シミやくすみの原因となって現れます。

肌の潤いはコラーゲンの劣化で失われる

肌の深い部分の潤いはヒアルロン酸が守り、真皮でコラーゲンがヒアルロン酸をしっかりと抱え込んで安定させている状態です。そのためコラーゲンの状態が悪くなると、ヒアルロン酸も不安定になって肌に潤いがなくなってしまいます。

コラーゲンはもともと弾力性を担っている成分ですので、コラーゲンの劣化や減少により弾力を失うと肌のハリが無くなってしまうのです。

爪や髪の異常はコラーゲンの老化によるもの

爪や髪は皮膚の一部が変化してできたものですので、爪の根元や頭皮の真皮のコラーゲンが劣化すればダメージとして現れます。爪には縦じまができ、髪はコシを失い細くなって地肌が透けて見えるようになってしまいます。

老眼はコラーゲンの劣化によって起こる

目は組織のほとんどがコラーゲンでできていますが、角膜の主成分もコラーゲンです。角膜のコラーゲンが劣化して固くなると、焦点の調整ができなくなって老眼になることもありますし、濁りが出ると白内障を発症します。

関節痛はコラーゲンの減少によるもの

関節同士が擦れ合う部分を関節軟骨といい主成分は同じくコラーゲンです。関節軟骨のコラーゲンが少なくなると、関節がスムーズに動かなくなり関節同士がこすれて痛みが出る関節痛を起こします。この状態が悪化すると、変形性関節痛になって生活に支障が出てきます。

骨はコラーゲンを芯にしてカルシウムが固まったものですが、コラーゲンの質が悪くなると骨の質も悪くなり骨粗鬆症を起こすことになります。

血管障害はコラーゲン不足が要因に

血管にもコラーゲンが多く含まれていますので、コラーゲンが不足すると動脈硬化の原因になります。さらに血管内部に出来た傷に、コレステロールなどの老廃物が溜まりやすくなり、血栓や梗塞の原因になります。

認知症もコラーゲンが大きく関係する!?

脳の老化といえば認知症がその代表ですが、コラーゲンと認知症は次のように深く関係しています。

忘れた女性

  • 認知症の原因の中に脳卒中の後遺症によるものがありますが、コラーゲンは血管を丈夫にする働きがあるため脳卒中を予防します。
  • 認知症の予防に歯で噛むことがあります。コラーゲンは歯茎や歯の根元にある歯槽骨を丈夫にするため歯周病を予防します。高齢になっても噛むことが可能になれば認知症予防に繋がります。
  • アルツハイマー型の認知症は、脳の中にアミロイドβというたんぱく質が異常に溜まってしまいます。脳膜はⅥ型コラーゲンでできていますがアミロイドβから脳を守る働きがあります。
  • 脳自体はコラーゲンを含まない器官ですが、神経細胞を固定しているグリア細胞の主成分はコラーゲンです。グリア細胞は神経細胞の働きに大きな影響を与えていますので、グリア細胞が劣化すれば神経細胞の働きも悪くなってしまいます。

20歳を過ぎたらコラーゲンを補って老化を予防しよう

コラーゲンは人間の体の様々な部分に大きな役割を果たしています。コラーゲンが不足すると体全体の老化に拍車をかけることになってしまいます。

コラーゲンは20歳頃をピークに減少し始めると言われていますので、何もしなければ20歳頃から老化し始めてしまいます。

コラーゲンの効果はすぐ現れる場合もありますが、体質や状態によって時間がかかる場合もあります。早めにコラーゲンを摂り始めることは、老化防止の最も簡単な方法の一つと言えるでしょう。

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