コラーゲンを知る

コラーゲンはヒアルロン酸と一緒に摂取すると効果倍増?

お肌プルプル

コラーゲンもヒアルロン酸も、テレビやインターネットでよく聞く言葉です。美容にいいということはよく知られていることです。どちらの成分の説明にもつきものの言葉が「お肌プルプル」だったり、「アンチエイジング」だったりします。

ひょっとしたら、コラーゲンとヒアルロン酸っておんなじものなの?なんて思ってしまいますよね。この二つの成分は、全く別の物なのに、相性抜群でしかもいつも一緒に働いてくれます。

コラーゲンとヒアルロン酸、どう違うの?

コラーゲンとヒアルロン酸の効果

コラーゲンとヒアルロン酸、どちらが欠けてもお肌を若々しく保つことはできません。この二つの成分は、なんとなく似た感じがします。でも、この二つの成分、実は全く別のものなんです。コラーゲンとヒアルロン酸の違いってどんなところなんでしょう?

コラーゲンとヒアルロン酸って、どんな風に作られるの?

コラーゲンはタンパク質の一種で三つのアミノ酸がらせん状に絡まった物質です。お肌だけではなく体中にあって、その場所にふさわしい形で働いています。もし、コラーゲンがなかったら、人間は形になることもできないかもしれません。それぐらい体に大切な物質です。特にお肌にはコラーゲンがたくさんあります。

人間の体の中には、コラーゲン工場があります。当然お肌にもコラーゲン工場があります。工場の名前は繊維芽細胞(センイガサイボウ)といいます。健康なお肌では、このコラーゲン工場が活発に働いていてコラーゲンが減ってくるとすぐに補給します。柔らかくて、しかもタルミのないお肌を守っているのです。健康なお肌を指で押さえるとすぐ元に戻ります。この弾力性を保っているのがコラーゲンです。

一方、ヒアルロン酸は炭水化物とタンパク質が結びついてできた物質です。ドロッとしていて無色透明の水あめのような感じです。ヒアルロン酸も体で造られている成分で、体の中に工場があるんです。

お肌の中にあるヒアルロン酸工場はコラーゲンと同じ線維芽細胞です。コラーゲンとヒアルロン酸、実は同じ工場で生産されているのです。一つの工場が関連商品を造るのはよくあるお話ですよね。

コラーゲンとヒアルロン酸ってお肌のどこにあるの?

表皮と真皮

コラーゲンとヒアルロン酸の工場である繊維芽細胞はお肌の奥の方の真皮(シンピ)という所にあります。

お肌は、一番表面に表皮という部分があり、お肌に外敵を入れないようにバリヤーを張っています。真皮はその下にあるんです。真皮には繊維芽細胞のほかにも毛根や毛細血管などのお肌をを守るために必要な器官があります。

繊維芽細胞で造られたはコラーゲンやヒアルロン酸は真皮の中に滲み出ていきます。真皮のおおよそ70%がコラーゲンといわれています。コラーゲンは真皮の中では細かい網目を縦にも横にも張り巡らして真皮の中にあるいろいろな細胞を支えるのです。そして、コラーゲンの網目の間にはたっぷりと水を含んだヒアルロン酸がぴったりと間を埋めています。

コラーゲンだけでは潤えない?

ヒアルロン酸を抱え込むコラーゲン

コラーゲンはバネのような性質があり押さえても引っ張ってもピョンと元へ戻ります。この性質がお肌の弾力を作っているんです。そして、ヒアルロン酸は水分を含んだ状態でコラーゲンのすき間に入り込んでいます。実はヒアルロン酸は1gで6リットルの水を含む力があるんです。

もし、コラーゲンのすき間が大きすぎたり網目がもろかったりするとヒアルロン酸はお肌の中で安定することができなくなります。そうなると、ヒアルロン酸はどんどんお肌から漏れ出してしまいます。そして、お肌は乾燥肌になり、しわやたるみ、皮膚病などができやすくなってしまうのです。コラーゲンあってこそのヒアルロン酸なんです。

もし、ヒアルロン酸がなくなったら?

では、もし、コラーゲンがたっぷりあって、網目もしっかりしているのに、ヒアルロン酸が足りなければどうなるんでしょう?お肌は弾力はあるけれども水分のないスポンジのようになってしまいます。お肌の内側がスポンジのようになってしまえばお肌の表面は輝きを失い、やがてはシワやタルミができてしまいます。コラーゲンとヒアルロン酸、どちらが欠けてもお肌の美しさを守ることはできないんです。この二つの成分が揃って二人三脚のように、お肌の中でしっかり働いてくれてはじめて美肌が守れるのです。だからこそ、お勧めしたいのは両方を補うことなんです。

コラーゲン&ヒアルロン酸、いつから始める?

コラーゲン&ヒアルロン酸はお肌の深いところでお肌の健康や美しさを守っています。でもこれらの成分の体内での生産能力は20歳をピークに衰えていきます。誰にでもやってくる、お肌の曲がり角です。美容に敏感な女性なら、早くからコラーゲン&ヒアルロン酸のサプリメントを利用し始めることが多いのです。ほうれい線や目じりのしわなどが気になってきたら、その時がはじめ時です。

年齢を重ねてからだったら意味ないの?

20歳からコラーゲンやヒアルロン酸が少なくなってくるとは言うものの、コラーゲンやヒアルロン酸の大切さが、一般的に知られるようになったのは、つい最近のこと。年齢を重ねてから、その大切さを知った人だっていっぱいいるに違いありません。手遅れなのかと焦ってしまった人も多いはず。

でも安心してください。コラーゲンやヒアルロン酸のサプリメントを始めるのに遅いということはありません。効果の現れ方は人によって、遅い人もあれば早い人もあります。それ自体はしょうがないことです。でも、気長に続けることで効果はあらわれるものです。もちろん、早いにこしたことはありませんから思い立ったがはじめ時です。

コラーゲン&ヒアルロン酸はどちらも比較的分子の大きい物質です。食品などで食べた場合には吸収されにくいのです。そこで、おすすめなのが低分子化されたサプリメントです。分子の大きさを極力小さくして吸収しやすくしたコラーゲン&ヒアルロン酸は、お肌の下り坂に急ブレーキをかけてくれるんです。

即効性ならコスメがおすすめ!

コスメ

もし、コラーゲンやヒアルロン酸のサプリメントの効果を、少しでも早く実感したいとお思いなら、その時にはコラーゲンやヒアルロン酸を含むコスメも合わせて利用してみましょう。コスメに配合された成分は簡単にお肌の奥に届くわけではないんです。お肌の表面にはバリア機能があってお肌表面に塗った成分がお肌の内部に入り込むことは簡単にはできません。

でもお肌の表面にコラーゲンやヒアルロン酸を塗ることはお肌にとってとてもいいことなんです。お肌の表面からは常に水分が蒸発しています。また、紫外線や汚れた空気にさらされています。お肌に有効なコラーゲンやヒアルロン酸をお肌の表面に塗れば、お肌に潤いを与えながらお肌を外敵から守ってくれるんです。

それに、サプリメントは体全体に成分がいきわたりますが、コスメなら気になるところにピンポイントでケアすることができます。サプリメントでお肌の内部から改善しながら、気になる部分をコスメでこまめにケアすれば、とても効果的です。

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