コラーゲンを知る

血管をしなやかに導くコラーゲン

コラーゲンが血管をしなやかに導く理由

美容効果があるということで知名度が高いコラーゲンですが、コラーゲン美容効果以外にも身体の色々な部位に含まれる成分なので、人間の老化とも密接な関係を持っています。

美容以外にも健康部分でコラーゲンを摂取して補うことが大切。

血管身体の中でも全身に血液を巡らせる大切な役割を担う血管は、コラーゲンが多い部分であり、血管の強度や弾力を保つために欠かせない存在です。

血管は大きくわけて内膜、中膜、外膜の3層からできており、このうち中膜にコラーゲンが主に存在します。そのため、血管のコラーゲンが劣化や不足することで、血管の強度や弾力が失われて、柔軟性が乏しくなります。
そうなると今度は血流が悪くなり、それでも血液が無理に通ろうとして圧が高まって高血圧へと発展してしまいます。

血液がどろどろとしたものになり、血栓ができ、動脈硬化を引き起こす原因になるのです。

体内に存在するコラーゲンは年齢が進めば減少していきますので、同時に血管も老化していきます。
老化を防ぐためにも血管をつくる主な成分として欠かせないコラーゲンを、外から補いコラーゲンを作り出す力を高め、しなやかな血管に導くことが必要です。

血管のコラーゲンが劣化することで起こる病気

一部の学説によると、血管のコラーゲンが劣化することによって、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になるアテローム性動脈硬化症が引き起こされるという説があります。

このアテローム性動脈硬化症は、LDLに含まれていた脂肪やコレステロールが柔らかい沈着物なり血管の内膜に溜まることで内膜が厚みを増します。

この原因が高血圧や糖尿病など以外に、コラーゲン劣化によることも原因だとしています。

年齢が進むことでコラーゲンの合成能力が低下し、血管内のコラーゲンは老化していきますが、老化したコラーゲンによって架橋形成が促進されてしまうことで、らせん状の繊維からひげ状の繊維へ変わります。
傷ついた内膜から、そのひげ状の繊維が血管内に顔を出し、そこに血液に含まれるコレステロールや血小板がくっついて沈着物であるプラークの形成になり、動脈硬化を引き起こすということです。

コラーゲンペプチドが血管や血液に有効だと証明した研究

他にもコラーゲンペプチドには血圧上昇に関わる酵素の働きを阻害する作用があると言われていますし、マウスの実験などで血糖値の上昇を抑える作用も確認されています。

海外での臨床試験ではⅡ型糖尿病の患者にコラーゲンペプチドを摂取させたところ、血糖値や拡張期血圧の低下の所見があった報告がされていることからもわかるように、コラーゲンはありとあらゆるところでその効果を発揮しています。
特に血液や血管は人間が生きていくうえで重要視しなくてはならないところなので、コラーゲン不足や劣化が起きないように上手に補っていく必要があります。

人気記事ランキング
pagetop