コラーゲンを知る

コラーゲンを守るために実行したい絶対法則3つ!

女性の肌

コラーゲンが人間の体の中のほとんどの部分で大切な働きをしていることや、年齢と共に減り始めるということはよく知られています。コラーゲンをできるだけ減らさないようにする方法にはどのようなものがあるでしょうか?

抗酸化物質は今や必須栄養素?活性酸素がコラーゲンをぼろぼろにする?

活性酸素がコラーゲンをさび付かせるメカニズム

最近、よく耳にする言葉に活性酸素という言葉があります。活性酸素とは体の中で化学変化した特定の酸素のことで、物質名は一重項酸素、過酸化水素、スーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカルなどです。殺菌力が強く他の成分とも結びつきやすいことが特徴として挙げられます。

活性酸素は体の中で殺菌の役目を果たすと同時に、たんぱく質、脂肪、DNAなどに化学反応を起こして老廃物にしてしまいます。私たちの日常生活の中で例えると、金属が酸素と結びついて錆びることと良く似ています。

コラーゲンもこの活性酸素と結びついてしまうと劣化してしまうため、肌は大切な弾力性や保湿力をなくしてしまいます。

活性酸素を発生させる原因は?

お肌の大敵とも言える酸化を防ぐためには、活性酸素の発生をできるだけ少なくする必要があります。ストレスや喫煙、大量の飲酒は活性酸素を大量発生させます。また、脂肪の過剰摂取、睡眠不足、運動不足も活性酸素を発生させる原因として挙げられますし、意外なところでは無酸素運動(激しい運動、呼吸が止まる時間が長いエクササイズなど)も活性酸素を多く発生させてしまいます。

抗酸化物質を含む食品を食べよう

活性酸素を発生させる行動を避けることが最も効率的な酸化防止ですが、一般的な生活をしていればそうとばかりも言っていられないのが現実です。そのため抗酸化物質を体内に摂り入れて酸化を防ぐようにしましょう。

抗酸化物質で最も有名なものといえばビタミンCです。ビタミンCは柑橘類などに多く含まれている成分で、強力な抗酸化物質であると同時にコラーゲンの体内生産になくてはならないものです。ただ残念ことにビタミンCはとても壊れやすい成分ですので、サプリメントで摂るのも効率的で確実な方法です。

抗酸化物質を含む食べ物は?

ビタミンC以外にもビタミンEも有効です。またオメガ3と言われる脂肪も有効な抗酸化物質で、魚に多く含まれています。

ポリフェノールにも抗酸化作用がありますので、ピーマン、ナス、かぼちゃ、トマト、ぶどうなどポリフェノールを多く含む濃い色のついた果物や野菜を積極的に食べましょう。

糖分は必要最低限の摂取にとどめよう!余った糖分がコラーゲンを糖化させ皮膚をカリカリにする?

糖化のメカニズム

AGEsという言葉をご存じですか?日本語でいうと最終糖化物質のことで、体の中で余った糖分がたんぱく質と結びついてできる老廃物の一種です。

糖分を摂りすぎると体の中で糖分が余ってたんぱく質と結びついてしまいます。糖分と結びついたたんぱく質はたんぱく質本来の性質をなくして老廃物になってしまいます。

血中濃度が上がれば糖分は血管のたんぱく質を糖化させますが、コラーゲンもたんぱく質なので周囲の糖分が高くなると糖化現象を起こして劣化してしまいます。

糖化した物質の行く末は?

コラーゲンは代謝サイクルが遅い成分なので、糖化すると最終糖化物質が長い間とどまることになります。

私たちの生活の中で例えると、高温調理したお肉の表面がカリカリになるのと似ています。コラーゲンも糖化するとカリカリになってしまいます。

糖化を防ぐためには?

糖化を防ぐために一番先にしなければならないことは食事内容の改善です。まずは、炭水化物と甘いものの摂り過ぎに注意しましょう。炭水化物の一日必要量はお茶碗に二杯程度(8分目程度)と言われています。

間食にケーキやお饅頭を食べるのなら食事にご飯はいらないかもしれません。炭水化物は少しずつ小分けにした方が食後血糖値の管理は楽になります。

食事の中で糖分や炭水化物を多く摂ると、急激に血液の中の糖分の量が増えてしまい糖化がおきます。糖分は必要な量を毎食に分けて摂った方が良いでしょう。

また、揚げ物や炒め物には最終糖化成分がたくさん含まれています。できるだけ煮たりゆでたりする調理法がおすすめです。さらに甘辛味は意外に糖分が多いため、できれば酸味やだしの味でコクを出すなど工夫をして薄味を心掛がけましょう。

UVケアでお肌と目を守る!紫外線による光老化とは?

紫外線による日焼けの状態とは?

紫外線は人間の体にとって大切なビタミンDの体内合成をサポートします。紫外線がなければうつ病のリスクが上がるともいわれています。

その紫外線でお肌や目が老化する現象を光老化と言います。紫外線がお肌や目に当たると、活性酸素が発生して周りのたんぱく質を破壊します。お肌の表皮ではケラチンが破壊され、それを食い止めるためにメラノサイトが働きメラニンが分泌されることによって日焼けという状態になります。

紫外線は確実に肌を劣化させる

一方でお肌の深い部分(真皮)まで入り込んだ紫外線はコラーゲンにダメージをあたえます。真皮が受けた紫外線のダメージはすぐに表面に現れないのでわかりにくいのですが、確実にコラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質を酸化させることで肌を劣化させます。

コラーゲンは非常に代謝期間が長いので、このときに受けたダメージは何年間も影響し続けます。UVケアを行わずに毎日紫外線を浴び続けていると、お肌の深いところで劣化したコラーゲンがたまることになります。紫外線や傷んだコラーゲンなどがお肌のDNAを傷付けると、肌の劣化だけでなく皮膚がんになる危険性を高めることにもなります。

UVケアは一年中!

UVケアは一年中紫外線は一日のうち一定時間は浴びなければならないものです。しかし、必要な時間以外には浴びてはいけないものですので、余計な紫外線を浴びないためにはUVケアが必要です。

UVケアといっても日焼け止めを塗るだけではありません。日傘、帽子、長袖の上着などは基本中の基本です。忘れてはならないのがサングラスで、目はお肌以上に紫外線の悪影響を受けやすいと覚えておきましょう。

夏以外でも紫外線は結構強いものですし、曇っている日や雨の日も紫外線は降り注いでいます。日焼け止めクリームは年間を通じて塗る習慣をつけましょう。

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