コラーゲンを知る

進化した韓国美容針、コラーゲンリフトの実力って?

コラーゲンリフトという美容法をご存知ですか?韓国美容針の進化した美容法で、お肌の真皮に針を刺して施術を行います。そのためエステティックサロンで施術を受けることはできず、美容クリニックなどで受けることが可能です。

リフトという名前が付いていることからも、「持ち上げる」「引き上げる」効果があることがわかります。お肌のたるみを無くすための美容針で、鍼灸師さんによる鍼とは少し違っており、即効性と持続性があります。

そもそも美容針ってどんなもの?

鍼

日本の鍼灸の美容鍼

日本の鍼灸で行われる美容津鍼は東洋医学のツボを刺激して血行を改善するものです。血行を盛んにすることで得られる美容効果はたくさんありますが、直接的な効果としては顔色が良くなってくすみが取れます。お肌に栄養が行き渡るため、水分や脂肪分が戻りお肌に潤いが出てきます。

そして細胞活動が盛んになるため繊維芽細胞も活性化され、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどが増えていきます。むくみが取れるため小顔効果も期待できるでしょう。

鍼灸師は日本では国家試験に合格しなければならない立派な資格ですので、安心して受けることができるでしょう。

韓国美容針の特徴とは?

韓国は様々なアンチエイジング医療の発信元ですが、韓国美容針は鍼灸の鍼と似ているような印象がありますが決定的な違いがあります。韓国美容針は糸を使って行うため、お肌の奥の真皮に針を打つときに糸も同時に打ち込んでいきます。

針と糸

極細の針

使われる針は髪の毛よりも細い針のため傷跡は残りますが目立つものではありません。日本では免許を持っている医師しか行えず、エステティックではなく美容クリニックでしか受けることができません。

体内に吸収される糸

針はツボに打つので鍼と似た効果が得られますが、糸は針を抜くときにお肌に残したままになります。お肌に糸が残って大丈夫?と心配になるかもしれませんが、糸は手術にも使われる吸収糸というもので6~8か月ぐらいで体内に吸収されていきます。

糸でコラーゲンが増える

わざと体内に6~8か月ぐらいの間、糸を残すことにどのような意味があるのでしょう。一般的に異物は体の中の免疫機能によって体外に排出されてしまいます。

ところが体の奥深くに入り込んだ異物は体外に出すことができないため、コラーゲンが異物を囲んで増殖します。コラーゲンで異物を包み込んでしまうことにより異物を無力化していきます。

この仕組みを利用したのが韓国美容針で、お肌の真皮の中に残された糸の周りにはコラーゲンが巻き付き増殖していきます。

コラーゲンリフトの特徴

従来の美容針とコラーゲンリフトの違い

コラーゲンリフトは韓国美容針がもう一段階進歩したもので、特徴は真皮の中に挿入される糸にあります。

従来の美容針の糸はまっすぐな糸でしたが、コラーゲンリフトで挿入される糸はスクリュー型になっています。

スクリュー型になったことで、コラーゲンの巻き付きが大きくなり、糸が真皮の中で安定してとどまるのでコラーゲンの巻き付きが良くなります。

コラーゲンリフトのメリット

コラーゲンリフトは韓国美容針の進化型で、針も極細で針穴はほとんど目立ちません。傷も小さいため治るのも早く、お肌に傷ができたことでⅢ型コラーゲンの増殖が活発になり、コラーゲンの生産レベルが上がります。

施術時間も麻酔時間を含めても一時間半ぐらいで、術後はすぐにメイクすることが可能です。腫れやむくみは2、3日で、内出血も数日ぐらい続くこともありますが、すぐにメイクができるため目立たなくすることができます。翌日から普通に出勤や通学もできますし、入浴も1週間後ぐらいから可能になります。

コラーゲンリフトって痛くない?

コラーゲンリフトは術前に麻酔クリームを塗って皮膚表面を麻痺させ、その後は笑気麻酔で対応します。針を打つため何も感じないということはありませんが、苦痛を耐えなければいけないという感じではありません。痛みの感じ方は人によって差がありますが、普通に我慢できるレベルでしょう。

術後不自然に激変しない?

普通の整形手術の場合、手術した場所が術前とはすっかり変わってしまい整形手術をしたことがはっきりとわかります。

コラーゲンリフトの場合も、これまでのタルミが消えるため急に印象が若々しくなりますが、鼻の形や目の形が変わるということではありません。

若々しく、元気そうに見えるというレベルの変化です。コラーゲンリフトの本当の効果は少しずつあらわれます。打ち込まれた糸にコラーゲンが巻き付いていく速さと同じ速度でお肌のハリやみずみずしさが出てきます。

たくさんの糸を入れて本当に大丈夫?

コラーゲンリフトに使用される糸はPDO(Polydioxanone)という成分の糸です。糸は心臓の手術などにも使われるもので、人体に悪影響を及ぼさないことが確認されています。先にも述べたように、この糸は6か月から8か月で人体に吸収され、尿に混ざって体外へ排出されます。

この糸が体内に入ることによってコラーゲンが生成されますが、他にも様々な効果が期待できます。例えば、この糸が体内に入ることによって細胞が刺激を受けて活発に働くようになります。血流の改善やセルライトの減少、脂肪分解の促進などの効果が確認されています。

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