コラーゲンを知る

コラーゲンのカロリーは高い?太らないコラーゲンの上手な摂り方

コラーゲンは太るって思っていませんか?

太る
コラーゲンと聞くと、女性なら美肌効果をイメージしますよね。テレビでも、コラーゲンを食べると、肌をプルプルにしてくれるというような紹介がされています。でも、肌を潤してくれる一方で、毎日摂ると太りそうなイメージがありませんか?

コラーゲンを食べると本当に太るのでしょうか。いったいコラーゲンは、どれくらいのカロリーがあるのでしょうか。今回は、コラーゲンのカロリーと上手なコラーゲンの摂り方についてご紹介します。

コラーゲンの正体はなに?

コラーゲンは、プルプルとしたゼリーのようなイメージから、脂質と勘違いしている人もいますが、実はたんぱく質の一つです。コラーゲンは、人の体を構成しているたんぱく質の30%を占めていて、皮膚や骨、軟骨、血管、内臓などさまざまな部位に存在します。

コラーゲンを細かく見てみると、たんぱく質の元であるアミノ酸が、らせん状につながった形をしており、種類もさまざまあります。弾力があるのが特徴で、皮膚や骨、血管などで細胞と細胞を結び付けて、弾力や滑らかさ、しなやかさを作り出しています。

コラーゲンは、若々しさを保つためには、欠かせないものですが、コラーゲンの量や質は、20歳をピークに徐々に減少していき、65歳を過ぎる頃には、ピークの75%にまで低下するといわれています。

そのため、美肌だけではなく、骨や関節、血管の健康を維持させるためには、コラーゲンは、意識して摂りたい栄養素の一つといえるのです。

コラーゲンのカロリーは高い?

積極的に摂りたいコラーゲンですが、毎日食べると太らないのでしょうか。サプリメントと食品からそれぞれ摂取した場合に、どれくらいのカロリーになるかみてみましょう。

サプリメントで摂る場合

そもそもコラーゲンは、たんぱく質なので、コラーゲンを食べればただちに太るというわけではないです。脂質のカロリーが1gあたり9kcalに対して、たんぱく質のカロリーは、1gあたり4kcalなので、脂質に比べれば、さほど多いものではありません。
コラーゲンを含む商品として販売されているサプリメントやパウダー、ドリンクなどに含まれるコラーゲンは、1gあたり3.5kcal程度なので、1日の摂取量に換算しても、以下のように多くはありません。

コラーゲンを含む健康食品の1日の摂取量に対する平均カロリー
コラーゲンサプリメント 2.9kcal~4.8kcal/日
コラーゲンゼリー 10.9kcal~20kcal/日
コラーゲンパウダー 17kcal~24kcal/日
コラーゲンドリンク 40kcal~50kcal/日

食品から摂る場合

では、食品から摂った場合はどうでしょうか。コラーゲンを多く含む食品は、鶏の皮、豚足、手羽先、牛スジ、牛バラ肉、豚骨スープなどの動物性食品や、すっぽん、ふかひれ、魚の皮、うなぎ、なまこなど海洋性食品が代表的です。

下にコラーゲンを多く含む代表的な食品のカロリーを示していますが、これらの食品は、コラーゲンを多く含みますが、脂肪分もたくさん含むため、毎日摂取したり、量をたくさん摂ったりすると、カロリーオーバーになってしまいます。

つまり、コラーゲンを多く含む食品については、摂り方や量によっては、高カロリーになる場合があるので、摂り方に注意しなければいけません。

コラーゲンを多く含む食品のカロリー
鶏の皮1枚分 195kcal
豚足1本 約303kcal
手羽先1本 70kcal
牛スジ100g 155kcal
牛バラ肉100g 454kcal
すっぽん100g 197kcal
うなぎ蒲焼1枚 469kcal

コラーゲンの上手な摂り方

食品と比べて、サプリメントやパウダー等のカロリーが低いのは、サプリメント類は、効率よくコラーゲンを吸収させるために、コラーゲンを多く含む食品から抽出して、コラーゲンペプチドと呼ばれる成分を小さくして作られたもので、脂肪分などは取り除かれているからです。

つまり、サプリメントやパウダーなどは、たんぱく質であるコラーゲンだけで作られているので、毎日、必要量摂取しても太る心配が無いといわけです。また、サプリメント類は、効率よく吸収させるために、細かく分解して作られているので、効果的に摂取できます。

カロリーを気にせず、コラーゲンを上手に摂るためには、食品で摂るより、サプリメントやパウダー、ドリンクなど健康食品をうまく取り入れた方が効果的といえるでしょう。

バランスのよい食生活も大切

サプリメントなどは、加齢と共に失われていくコラーゲンをうまく取り入れるために、とても有効な手段ですが、基本的には、毎日の食生活がバランスよく摂れてこその効果ともいえます。

美肌を保つためには、サプリメントで、コラーゲンを摂っていれば、それでよいというわけではありません。張りのある肌や弾力のある関節、血管などを作るためには、コラーゲンだけでなく、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素も必要です。

そのためには、コラーゲンだけ気をつけるのではなく、毎日の食生活をバランスよく、種類を豊富に摂ることが、一番重要といえるのです。コラーゲンの摂取は、あくまでも補助的なものとして位置づけておきましょう。

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