コラーゲンを知る

卵の殻にコラーゲン?

コラーゲンにも種類がある?Ⅲ型コラーゲンとは?

たんぱく質の一つであるコラーゲン。人間の身体の至るところに存在し、皮膚や骨、筋肉、内臓、関節、髪など生きていくために必要な組織に含まれています。

その中で人間の肌は、その7割がコラーゲンで構成されており、コラーゲンの中でもⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンがほとんどです。 強くて硬い繊維製であるⅠ型コラーゲンと細くて柔らかな繊維状のⅢ型コラーゲンは、組織が弾力を保つために大きく関係しています。

特に肌の弾けるようなみずみずしさと弾力を保つためには、Ⅲ型コラーゲンの構成率が高ければ高いほど若々しさを保つことができます。 生まれたての赤ちゃんの肌には、このⅢ型コラーゲンがマックスの状態で含まれているのがわかります。

そして25歳前後を境として、このⅢ型コラーゲンはだんだんと減少していき、Ⅰ型コラーゲンの存在のほうが大きくなってしまいます。 そうなると肌は丈夫になりますが、硬さも増して老化へと進んでいくのです。

卵

卵の殻にある膜には、このⅢ型コラーゲンを増やす働きがある!?

水に溶ける卵殻膜には、肌の潤いの素になるⅢ型コラーゲンを増やす働きがあることが分かりました。

卵殻膜の成分によって線維芽細胞は活性化、そして増殖します。 それによってⅢ型コラーゲンの量が増加するということは2008年に行われた研究で明らかになったのです。 加齢によって減少してしまうⅢ型コラーゲンを増やすことができれば、赤ちゃん肌を取り戻す可能性があるということが言えます。 そしてさらには2010年、ヒアルロン酸を増やすことも確認されています。

さらに卵殻膜には美肌美髪づくりに欠かせない成分シスチンが豊富!

卵殻膜に含まれる成分は、これだけではありません。 美しい肌や美しい髪を維持するために深い関係を持つ、アミノ酸のシスチンを豊富に含みます。

その量は人間の肌のなんと5倍以上! シスチンは、人の髪の毛や爪などケラチンに多く含まれる成分で、身体の中でシステインに変化し合成します。 それ以外にもシミやソバカスの原因となるメラニン生成の抑制効果もあり、美白効果にも期待が持てます。

卵殻膜は人間の皮膚などアミノ酸と非常に近い構成で成り立っている

卵殻膜は18種類のアミノ酸で組成されていますが、この18種類のアミノ酸は人間の身体にとって大切なエネルギー源です。 卵殻膜はこれらアミノ酸を分解して分子として取り込まず、自然にバランスよく取り込むことができます。

さらに大きな特徴は、先ほども述べたようにコラーゲンとヒアルロン酸を含む唯一の素材です。 人々が健康を維持するために大きく貢献してくれる存在で、現在でもその未知なる効能や効果を証明するため様々な研究機関で研究が進められています。

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