コラーゲンを知る

知っておきたいコラーゲンの大きさ

コラーゲンの大きさってどのくらい?

コラーゲンの大きさ

コラーゲンの分子は長さ約300nm(ナノメートル)、直径約1.5nmで細長い棒状の形をしています。

nm(ナノメートル)という単位は一般的になじみがないのですが、長さ30cm、太さ1.5mmの紐があるとすれば、その100万分の1大きさです。

通常、動物性のコラーゲンの分子量は約30万から40万個と言われており、海洋性コラーゲンでも分子量は10万個ほどなので、体内に吸収するには分子が大きすぎるためほとんど尿などへ排出されてしまいます。 皮膚から吸収される分子の大きさの目安としては700mgとされていることから、分子的に見るとコラーゲンの分子はかなり大きいと言えます。

コラーゲンの大きさの種類

コラーゲンにも高分子、低分子、超低分子といった種類がありますがそれぞれの大きさや効果をご紹介します。

高分子コラーゲンの大きさと効果

高分子コラーゲンは、元々の自然な形と大きさのコラーゲンで、吸収される過程で低分子化されるものの吸収の速さは落ちるため、コラーゲンとしての効果があらわれるまでの時間がかかります。 しかし、高分子コラーゲンは分解されるときにアミノ酸と分断されることがないことから、身体本来のコラーゲンに近いかたちで体内に入り、元々のコラーゲン合成能力を引き出すことが可能です。 体内に入ることで、体内の免疫システムが高分子コラーゲンを異種のたんぱく質と認識し、免疫システムが活性化され免疫力が高まるのです。 コラーゲンをつくる細胞も活性化させることから、作りだすコラーゲンの量が増えます。

低分子コラーゲンの大きさと効果

分子量を小さくする研究開発によって出来たものが低分子コラーゲンでペプチドとも呼ばれています。 低分子のコラーゲンは、その分子量を1万個以下にまで縮小しており、粒子の大きさは、通常の約30分の1の小さな粒です。

低分子コラーゲンは、吸収されるスピードが速く、分解される手間がかからないために腸壁からすぐに吸収され、効果が早くあらわれます。 ただ、人工的に低分子化して出来たコラーゲンなので、分解されるときにアミノ酸と分断されるといったことなどから、本来コラーゲンが持つ働きが失われてしまうという難点部分もあります。

超低分子コラーゲンの大きさと効果

さらに研究開発されることによって出来たのが超低分子コラーゲンで、大きさは通常のコラーゲンの500分の1といった大きさです。

分子量が小さいため、粒子のキメが細かく、吸収率や浸透率にとても優れています。 肌の真皮まで到達し、吸収するといった効果が期待出来ます。 しかし吸収率や浸透率に優れ、濃度が高くなっていることから、コスト面で高くなるといった難点部分もあります。

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