コラーゲンを知る

抜け毛が減るとコラーゲンが増えるってほんと?

コラーゲンが持つ役割ってどんなこと?

若さを保ち健康を維持するために欠かせないコラーゲン。年齢を重ねることで減少していくなら、摂取して補う必要がある成分といえます。
特に肌に良いことでコラーゲンは知名度が上がりましたが、コラーゲンはもともとたんぱく質の一種。体内に存在する約10万種ともいわれるたんぱく質のうち、約30%はコラーゲンが占めています。

髪の毛はたんぱく質でできているだけに、コラーゲンの様々な影響を受けています。
コラーゲンの存在する場所は皮膚だけでなく、骨、内臓、筋肉、目、そして髪といった全身の組織に含まれていて、それらの細胞と細胞を繋ぐ役割を担っています。

それでも一番多くコラーゲンが存在している場所は皮膚

皮膚の奥に存在する真皮の70%はコラーゲン。そのためコラーゲンを摂取することで真皮は肌の弾力を保ちます。
これは頭皮にも言えること。 頭皮にも真皮が存在し、毛根があるのも頭皮の真皮ですから、コラーゲンでしっかりと満たされることによって真皮は丈夫になり、抜け毛などによる薄毛を抑制します。 コラーゲンを摂ることが抜け毛予防に効果があることは実験などでも立証されています。

抜け毛が減った=コラーゲンが頭皮を満たしている証拠

真皮の中のコラーゲンが不足すれば真皮自体の新陳代謝は低下し、毛根に栄養が行き届かなくなることによって抜け毛が促進されてしまいます。
逆に抜け毛が減ったと感じる場合はどうでしょうか? コラーゲンを摂りつづけていることで当初感じていたはずの抜け毛が少なくなり、髪の毛に関してそれほど気にならなくなった場合、頭皮はコラーゲンを十分満たしているということになります。

実際にアメリカで行われた実験によると、コラーゲンを毎日14g、約2か月に渡って摂りつづけたところ髪の毛の太さが1割ほど太くなったという報告があります。 コラーゲンを摂ることで頭皮に十分栄養が行き渡るようになり、必要とされるコラーゲンの量が満たされれば余ったコラーゲンは他の場所へ使われるようになります。

コラーゲンが行き渡る優先順位もクリアしたということは……

人は生きていくためにたんぱく質を必要とします。
生命維持にとって優先順位が高い場所へその成分は運ばれるので、肌や髪の毛は骨や内臓と比較すると、その優先順位は低いといえます。 それでも抜け毛が減ったということは、優先順位の高い場所は必要なコラーゲンを満たし、優先順位の低い髪の毛にもコラーゲンが行き渡ったということになります。 それは皮膚も同じことで肌に存在するコラーゲンの量も増えたということがいえます。

健康のために摂取するべきコラーゲンは1日5g

この量を食品から摂る場合は、手羽先なら4本、鮭なら約2.5切れを食べる必要があります。 食事から摂ることが難しい場合は、サプリメントなどを利用してしっかりと補ってあげるようにしましょう。

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