コラーゲンを知る

肌のコラーゲンは入れ替わっている

美しい肌を維持するためにコラーゲンサイクルが重要

古いコラーゲンが新しいコラーゲンへと入れ替わるコラーゲンサイクルは、年齢を重ねていくに従って年々行われにくくなります。

実際人間の身体の中に存在するコラーゲンの量自体は年齢を重ねてもほぼ変わらないのですが、このコラーゲンサイクルが活発に回らなくなることでしなやかさを失った古いコラーゲンが蓄積される量が増えてしまい肌のハリや弾力が失われることになります。

ですから美しくみずみずしい肌を維持するためにはこのコラーゲンサイクルがとても重要なのです。

コラーゲンサイクルがうまく行われないとどうなるの?

コラーゲンは体内で新陳代謝を常に繰り返し生成していくことで様々な働きを行いますが、先にも述べたように年齢を重ねていくにしたがってコラーゲンを生成する力が衰えていきます。

例えば、18歳頃のコラーゲンの新陳代謝の速度は、40歳になると半分以下にまで下がってしまいます。
それによってコラーゲンが不足すれば、皮膚の水分量が少なくなり皮膚自体が固く乾いた状態になってしまいます。

新陳代謝されないコラーゲンが古くなったまま身体の中にそのまま残ることで、身体に不具合が生じて来ます。

通常身体の中で細胞は新陳代謝によって新しくなり、古い細胞は分解されコラーゲンを通過して血管へ運ばれて体外へと排出されます。
この時、コラーゲンが固くなった古いものだと不要になった老廃物が行き場を失いそのまま蓄積されてしまいます。

血管壁も柔軟性を失ってしまうことで動脈硬化を引き起こしたり、関節の動きが悪くなったり、骨の組織が弱くなったりと様々な支障をきたします。

当然、肌にもその影響はあらわれ、みずみずしさを失ってたるみが出たり、シミやしわの多い肌になり衰えてきます。

コラーゲンサイクルを活発化するためには

コラーゲンサイクルを活発化するために補給しようとコラーゲン自体をたくさん食べ、体内の新陳代謝を改善させたいところですが、口から摂り入れたコラーゲンがそのまま吸収され体内のコラーゲンになるというわけではないのです。

口から摂り入れたコラーゲンは、他の食事から摂り入れた多くのたんぱく質と合わさってアミノ酸やペプチドに分解、吸収され新しい体内のコラーゲンの元になるのです。

ですからうまく分解、吸収が行われなければ新しいコラーゲンを組み直すことができません。

コラーゲンサイクルを活発化するために、コラーゲンを補給することは大切ですが、それと合わせてストレッチなどを取り入れ、筋肉を伸ばす運動などをするとコラーゲンを作る繊維芽細胞が活性化するということが最近の研究などでわかっています。

走る

軽く運動を取り入れたり、生活習慣を改善することなども大切なので肌をいきいきとさせるためにも無理のない範囲で取り入れてコラーゲンサイクルの働きが良くなるようにしましょう。

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