コラーゲンを知る

コラーゲンで免疫力がアップ!?

免疫機能とは何?

風邪

そもそも免疫機能とは、人の身体の中にウイルスや細菌など有害と判断される物質が入ってきた時に除去する機能を言いますが、この機能が低下することで命の危険にさらされるような事態に発展することがあります。

近年、暮らしやすい環境が整う中、身体に有害とされる物質も増え侵入しやすくなりましたが、本来人間には免疫力が備わっており、侵入してきた有害な物質を除去する力を持っているはずです。

しかし、何らかのことが原因で免疫力が低下すると、病気を患いやすくなるのです。

例えば、がんなどの原因としても免疫機能の異常などがあげられますから、免疫機能を上げることでがんの予防にも繋がります。

コラーゲンが免疫力を高めるその理由とは

免疫機能を向上させるためには、体内の新陳代謝を活発にしておく必要があるため、細胞が再生することを助けるコラーゲンの存在が重要になります。

コラーゲンが不足してしまうと細胞が新しく生まれ変わる機能が衰え、外から侵入した有害な異物や細菌によって病気を引き起こします。
免疫細胞にはマクロファージとリンパ球と呼ばれる細胞がありますが、このうちリンパ球が有害物質を排除するに必要な抗体を作るのに対して、マクロファージは有害物質を食べていき消失していきます。

マクロファージにコラーゲンを与えると、スピードを通常の100倍に上げて細菌やウイルスを除去したという実験結果もあります。

それはなぜかというと、何が有害物資で何が良い物質化を判断するのがマクロファージで、正しい判断をリンパ球に伝えることで抗体が作られます。
その情報を伝えることを円滑に行うのがコラーゲンの働きなので免疫機能向上にはコラーゲンは欠かせないと言えます。

高分子コラーゲンで免疫力を向上させよう

高分子コラーゲンはその一部がそのまま吸収されますが、アミノ酸の繋がりが分断されないことが、コラーゲン合成能力を刺激することで免疫力向上に繋がります。

他にも、がん細胞を植え付けたマウスで実験を行ったところ、何も手を加えなかったマウスが2週間で全滅したのに対して、豚の皮から抽出した高分子コラーゲンを与えたマウスは83%生存したという結果が出ています。
そして一度がん細胞に勝ったマウスは免疫力が高まったことで、再度がん細胞を植え付けてもがんにならなかったという結果もあります。

高分子コラーゲンはこのように、がんの転移を防ぐ働きにも期待がされています。

余談ですが、がんの治療で有名な丸山ワクチンもコラーゲン増殖作用を持っています。
コラーゲンは高分子と低分子に関わらず、アミノ酸に分解され体内で働き、美容や健康に欠かすことができない成分として作用しますが、免疫力を向上させるには分子が大きいほうが適していると言えます。

人気記事ランキング
pagetop