コラーゲンを知る

鳥類性コラーゲン

鳥類性コラーゲンとは?

鳥類性コラーゲンと呼ばれるものには、主に鶏から抽出したコラーゲンを指す場合と、鶏以外のダチョウなどの鳥類から抽出したコラーゲンを指す場合があります。 その中で鶏コラーゲンと呼ばれるものは、皮、骨、軟骨部分に多いとされており、調理する時に手羽先などを煮込むといったことを用いて料理を作ることで、皮と骨との両方から出るコラーゲンを摂ることができます。

鶏が持っている効能とは?

鶏

スーパーや精肉店などで鶏肉が販売されている時、もも肉、むね肉、ささみ、手羽先など部位ごとに分けられていることが多いですが、どの部位にコラーゲンが多く含まれるかも含めて各部位が持つ効用を知っておくと良いでしょう。

まず、弾力がありやわらかなもも肉は、鉄分、ビタミンB群を豊富に含み、新陳代謝の促進効果や疲労回復効果、体調維持に効果があります。 むね肉は、がんの予防に効果があるとされるカルノシンとアンセリンという活性ペプチドを多く含み、免疫細胞のマクロファージを活発化することで活性酸素による害からの防御をします。 カルノシンは白内障予防や改善、アンセリンは脳の活性化に有効とされており、鶏肉はこの2つの栄養成分を含む数少ない食材です。 手羽には肉自体は少ないものの、ゼラチン質が豊富でコラーゲンはここにたくさん含まれています。 他にもコラーゲンが多く含まれる部位として、皮、骨、軟骨などがあげられます。

コラーゲンが持つ役割とは?

コラーゲンは人間の様々な臓器を構成するたんぱく質であり、組織と組織を繋いでいます。 しかし加齢が進むとともにその量は失われていき、40代では20代の約半分の量にまで減少します。 こういったことから鶏料理などを食べ、コラーゲンを補うことで関節や骨を強化し、肌を美しくし、髪の毛や目の老化防止が期待できます。

世界三大美女のひとりである楊貴妃は、鳥の手羽先を煮込んだ料理を好んで食べていたと言われています。 また、コラーゲンが血小板と反応することで止血作用もあり、免疫力を高めるといったことも研究されていることから、健康維持や病気を予防するためにも効果があるのです。

鶏のコラーゲンやたんぱく質を食材から効果的に摂る方法

鶏肉は高たんぱく質で低脂肪である食材として代表的な存在ですが、肉部分にはコレステロールの量を改善するとされるナイアシン、必須アミノ酸のメチオニンを多く含んでいることから肝機能を向上させ血中脂質の沈着を防ぐといった作用があります。

さらに肝臓の余分な脂肪を包み込んで乳化するため脂肪肝を防ぐ役割にも効果的です。 さらにはコラーゲンも豊富に含み、美容や健康に良いとされますが、コラーゲンに関しては水に溶け出しやすいためビタミンCと一緒に摂るようにすると吸収率が高まります。 食材から摂り入れる方法としては、鍋料理などを利用して野菜と一緒に食べるとバランスよく食べられます。

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